MC28からはメモリーカードキー・エントリーになりメーターサイドからカードを入れることによりカードとPGMⅣの相互認識によりハンドルロックが解除されエンジンがかけられるようになる。
このカードキーにはそれぞれのセッティングコントロールデータが記憶されておりPGMⅣユニットによりキャブの燃調や点火時期、RCバルブの作動系、ギアの変則比の計算等全てをこなし最善のポテンシャルを引き出すことができるそうだ。PGMⅣのCPUは16bitで、ユニット全体はフロントのメーター下に設置されている。
このMC28には、ノーマルカードKEYとHRCカードKEYの2種が使用可能。(公道ではノーマルカードキーを使用 ^^;)HRCカードキーはP-030の無鉛ハイオク仕様となっている。このHRCカードキー使用時はデジタルのスピードメーターの場所に水温だけが表示される。通常65度前後だが公道の渋滞ではすぐに80度以上になる。
ノーマルカードとHRCカードでのパワーの出方はHRCカードの方が下でもトルクがあり音自体も野太くノーマルカード使用時とは異なる。パワーに関しては中速粋では差ほど変わらないように思われるが、上に行くにつれパワーの差を実感する。ノーマルカードであればスッと12000rpmまできっちり回るとすれば公道でHRCカードの場合は上で開けきらないくらいパワーが出ていると感じる。ローで8000rpm以上回してセカンドへ入れればカッ飛加速が味わえる。測ったことが無いので60psあるかは不明だがあってほしい。エンジンに関しては混合仕様でガソリンはハイオク、オイルポンプはレスでWakos RVRを45:1で使用し混合ガスはスタンドで給油の際に適量のオイルを直接混ぜています。
ツーリングには予備のオイルを常備しています。燃費はだいたいリッター15km位、オイルを混ぜるのが面倒と思うかもしれませんが毎回の儀式のようなもので問題なし。エンジンの不調は今まで全くありません。カードに関して言えばバイクを止めてキルスイッチを切っても通電しているので必ずカードキーを抜くか横にスライドしておく必要があります。そうでないとバッテリーが上がってしまいエンジンをかけるのが困難になります。エアクリーナーがデイトナターボフィルター、HRCのインテークレクチファイアとHRCリードバルブスペーサー、NGKイリジウム9番、チャンバーはドッグファイトレーシングのスティールチャンパー。音はかなりうるさく、急加速では背後にイカが墨をはいたような青い煙幕がのこり恐縮させられる。
さて、さて、サーキットデビューはいつになるやら・・・。
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